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日本の国宝建造物 の壮大な模型が東京へ里帰り

明治期の台徳院殿霊庙模型が、この春、日本で初公开されます。

本件は、2010 to 2015 Conservative and Liberal Democrat coalition governmentで公开されました
(from the left)Bishop Tatsuyu Tomoda, Chief Secretary of Zojo-ji Temple, Jonathan Marsden of Director of Royal Collection Trust

(from the left)MR WILLIAM H. COALDRAKE, Project Professor of The Graduate School of the University of Tokyo, BISHOP TATSUYU TOMODA, Chief Secretary of Zojo-ji Temple,MR JONATHAN MARSDEN, Director of Royal Collection Trust, TIM HITCHENS, British Ambassador to Japan

東京の失われた国宝建造物の中でも重要な建築の一つに挙げられる台徳院霊廟の1/10スケール模型が、100年余ぶりに日本に戻りました。英国ロイヤル?コレクションの1つであるこの模型は、徳川家2代将軍、徳川秀忠公(1579-1632)の墓所である台徳院霊廟を再現したものです。エリザベス2世女王陛下のお許しで、日本の職人の手による12ヶ月にわたる丹念な修復作業を経て、当初霊廟が建造されていた東京(かつての江戸)の増上寺にて、長期公開されます。本模型は 徳川家初代将軍、家康公の没後400年を記念した展示(4月2日より一般公開)の中核をなすものです。

台徳院殿霊庙は、1632年、徳川家の菩提寺である増上寺の境内に建造され、その名は秀忠公の法名に因んでいます。本霊庙はその后の霊庙建筑におけるひな形の一つとなっており、特にさまざまな场所に施された独特の装饰は大きな影响を与えましたが、1945年、东京への戦时中の爆撃により焼失しました。

模型は1910年にロンドンで开催された日英博覧会のために东京市(当时)が発注したもので、より小型の日本の歴史的建造物模型13点と共に展示されました。高名な彫刻家、高村光云など东京美术学校(现?东京芸术大学)の専门家による监修の下、当时トップクラスの大工、漆职人、彫刻家らによるチームが製作を担当。幅3.6メートル、奥行き5.4メートル、高さ1.8メートルで、同博覧会のために依頼された大半の模型の5倍の大きさでした。

模型は、台徳院殿霊庙を构成する叁栋、本(ほん)殿(でん)、拝殿(はいでん)、相之间(あいのま)を内外にわたり、色彩豊かに细部に至るまで再现しています。屋根は数千枚に及ぶ亲指の爪サイズの铜瓦など、素材や技巧にも忠実です。

東京での修復作業は主に本殿部分で、屋根瓦や漆塗りの木の枠組みや扉、御簾、徳川家の家紋、金箔を施した阿弥陀浄土図などの壁画の修理や洗浄などが行われました。須(しゅ)弥壇(みだん)の両端に立つ来迎柱(らいごうばしら)は特に注意深く修復され、霊廟を取り囲む巨大な透(すき)塀(べい)の洗浄と再構築もおこなわれました。 ? 日英博覧会は1910年5月14日から10 月29日までロンドンのホワイトシティで開催され、日本が参加した国際博覧会としては最大規模のものでした。発展を遂げる日本国のイメージを英国に発信し、両国の貿易関係を強化することを目的としていました。この博覧会では日本の工芸?音楽?スポーツ?娯楽のデモンストレーションも行われ、英国王ジョージ5世やメアリー王妃も訪問、来場者は800万人超に達しました。その後、霊廟の模型は国王に贈呈され、長年にわたり王立植物園(キューガーデン)にて一般公開されてきました。

驻日英国大使 ティム?ヒッチンズより:

长い年月を経て、台徳院の模型が日本に戻ることを非常に喜ばしく思います。2008年に皇太子殿下が访日された际、模型の来迎柱の一つを増上寺の副住职に赠りました。今回は模型全体が戻ります。英国と日本が协力することで、歴史的にも政治的にも重要かつ非凡な职人技を広く一般に届けることができるという、今后のあり方を象徴的する素晴らしい出来事です。この模型は、炎に消えて取り戻せないと思われた建物を甦らせます。

ロイヤル?コレクション?トラスト 総责任者 ジョナサン?マースデンより:

この类まれな模型の存在意义は、オリジナルの建物と敷地の消灭によってさらに高まっています。私はエリザベス2世女王陛下の代理として、ロイヤル?コレクションの一つであるこの见事な作品の管理责任を担っておりますが、ロイヤル?コレクション?トラストと増上寺の素晴らしい提携のおかげで、この模型が最高の职人によって修復され、东京の皆さんに江戸时代の最高建筑を十分にご堪能いただけることを嬉しく思います。

大本山増上寺 友田达祐 执事长より:

エリザベス2世女王陛下のご好意により、台徳院殿霊廟模型が100年ぶりに里帰りし、4月2日から増上寺において一般公開できますことを、心より喜んでおります。徳川将軍家の菩提寺として発展してきた増上寺の、往時を偲ぶ貴重な資料でもあり、修復?展示実現のため、ご尽力いただきましたロイヤル?コレクション?トラスト、驻日英国大使馆はじめ、関係皆様に感謝いたします。

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公開日:5 2月 2015